これはなぜ?

【廟の話】


横浜中華街の関帝廟はいつも線香の香りがただよい、参拝の人が絶えません。
関帝廟ってなに?


 関帝廟に祭られる主神は関聖帝君。関聖帝君(関帝)は『三国志』で有名な関羽を神格化した名前。関羽は西暦160年ころ生まれ、のち劉備や張飛に出会い意気投合、ともに蜀帝国建国に力を合わせます。西暦219年、曹操と孫権の連合軍に捕らえられ処刑。劉備の一族は関羽の功績を称え廟を建立、これが関帝廟のはじめです。以後の朝廷は関羽の精忠・守義に感動し、護国の神として祭りました。関羽は昔の簿記の方法を発明したといわれ、また義を重んじ約束事を守るその精神が商人にとって大事なことなので、「商売の神様」としても祭られます。
 関帝廟は人々の心の拠り所として崇敬の対象であり、また、海外の華僑にとってはふるさとをはるかに想う場なのです。
 旧暦6月24日は、この関帝の誕生日。横浜関帝廟では毎年この日「関帝誕(かんていたん)」を旧暦で盛大に祝います。今年は8月13日(月)。関帝の誕生を祝い、中華街を築き上げた先代から21世紀を担う子ども、街へ来た人に横浜中華街のスピリッツを体感して楽しんでいただくお祭り《関帝誕 2001》、今年のテーマは「新世紀の飛翔―獅子の群舞―」。YOKOHAMA LIONDANCE FESTIVAL。横浜・神戸そしてはるばるマレーシアから中国獅子舞がやってくる! 獅子舞の違いも楽しい、なにより勇壮。民族舞踊や龍舞もあります。昼の部は13時〜15時30分(かながわドームシアターにて)、夜の部は18時30分〜21時(関帝廟わき横浜中華学院校庭にて)。主催は横浜関帝廟管理委員会
(TEL045‐226‐2636)


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