春を迎える
春節、旧暦1月1日の春節は1年でいちばんの盛大な祝日。 横浜中華街の人々も春を迎え心はずみます。 今年は2月1日(土)。
年画を飾る
新年を前にめでたい図柄(辟邪・納福・迎祥)の年画を掛け、赤い紙の剪紙、窓花をガラス窓に貼り、2句で1対の対聯(春節用のものを特に春聯という)を入口の両側に掲げ、来たる新しい年の幸せを祈ります。
桃の木(邪気悪鬼を払う)やみかん類(橘=吉)の木にお年玉袋を飾り付けると一気に春が来たよう。赤い紙に書かれた「福」や「春」の字を逆さに貼って「福(春)が早く来るように」という願いを込めます。


※利是で飾った桃の木 1 ※利是袋 ※窓花
餃子でお祝い
 大晦日の夜は餃子をワイワイみんなで作り、0時、子の刻までに包み終えて食べます。旧年と新年が子の刻に交わる意味から「交子=餃子」(発音が同じ)と称する、という説があり、明代のころから1年の初めに口にする食べ物とされたそうです。1年中餃子を食べられる現代でも、「餃子を食べて初めて春節を迎えた気分になる。」という人も多いですヨ。これはもうおしゃべりしながらにぎやかに作り、食べるのが楽しい。  餃子は中国北方の春節を代表する食べ物。では南方は?米で作った「年 」、蒸したお餅です。縁起のよい「年年高(年々よくなる)」という言葉を掛けています。横浜の人々はどちらも食べる。  精進野菜のうま煮「斎」、これはハス(子が生まれる)や髪菜など、おめでたい意味のある食材を使います。髪菜は見た目髪の毛ソックリのミズゴケで、「発財(金持ちになる)」と発音が同じで縁起がよい!  大晦日の「年夜飯」を家族で楽しんだあと、横浜関帝廟で行われる獅子舞の奉納を見物しカウントダウンに参加する、これぞ正しい横浜風春節大晦日の過ごし方。

中国・清代の木版刷年画
【三星図】 
『CHINESE NEW YEAR PICTURES 1995』 


子孫繁栄・栄達をもたらす官僚姿の福星(中央)、資産増大・昇給をもたらす子どもを抱える姿の禄星(右)、長寿をもたらす寿星(左の長頭の老人姿の神)が描かれている。 年画には人々の伝統的願望、富貴・昇官・多子・不老長寿が描かれる。 今はオフセット印刷が大多数。

 

※採青する獅子 3 ※関帝廟で初参り 2 ※「羅漢上素斎(野菜のうま煮)」
(珠江飯店)

1・2・3撮影/黎啓榕

獅子舞は春節の横浜風物詩
新年はまず関帝廟にお参りして、今年の幸せを関帝さまと天帝に祈るべし。  次はドラ・太鼓、そして爆竹のはじける音のするところへ急げ! 爆竹はその強烈な音で不祥や悪鬼を追い払おうと初めは文字通り竹を火にくべて爆(は)ぜさせた。獅子が中華街を回って店先につるされた青菜やご祝儀をくわえてごあいさつ、採青です。新年の五穀豊穣と無病息災を祈ります。瞬きする目は大きくてまぶたがぱさっぱさっ、て音がするんですヨ。
お年玉
正月にウレシイのは既婚者から未婚者へ渡されるお年玉「利是」。大人になっても未婚ならもらえる(オドロキ!)。ぽち袋はやっぱり赤色だ。  「恭賀新禧」「過年好」と書かれた賀年片が届いて新年の喜びをいっそう深くします。正月客には「果盆(菓子盆)」を勧めます。瓜子(グァズ)と、砂糖漬けのトウガン・キンカン・蓮の実など、甘く味付けした菓子を入れる。お祝い事は「甘い」。

※年賀状

※イラスト/浅山友貴

横浜中華街★☆春節燈花☆★実施中
1月17日(金)〜3月2日(日)16時〜23時

中華街を訪れる人々の幸せと健康を祝い、おもてなしのイルミネーションで光のアーチを作りました。 ★カウントダウン…1月31日(金)23時30分〜 中華学院校庭 
★民族衣装パレード…2月7日(金)16時〜 
★採青・獅子舞…2月8日(土) 2月15日(土)15時〜 横浜中華街全域 
★龍舞…2月11日(火・祝日)14時・15時 山下町公園 
主催:横浜中華街発展会協同組合(電話045-662-1252)

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