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白雲無限
画は筆墨や色彩を通して感情を述べる。だから山川に心を動かされて描けば「心ある画」になる。墨で変化を味わい、色遣いで感情を表現する。これが墨のこころでしょうか?
天空や家屋、また地上の人物や動物が描かれ、幽玄の境地にしっとりとした風情のある中国の田舎の情味豊かな山里の風景のなかで、のんびりとした、生活の憂いなく世間の安然(つつがなさ)が感じられます。
このような軸装の形式は昔からよく使われており、上部の文字を占める空間が全体を支えています。書と画の配置、こうした形式により、一体となった書画を同時に鑑賞できます。
2年間、作品をご覧いただき、ありがとうございました。
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