
一般の観光客にも関帝誕が知られるようになったのは比較的最近のことですが、実は横浜の関帝誕は百数十年の歴史を有しています。 今から130年ほど前、1876(明治9)年の『横浜毎日新聞』に、すでに関帝誕のニュースが載っています。その年は6月4日(旧暦5月13日)に関帝誕が行われました。当日、関帝廟は大小の提灯や行灯の人形で飾られ、大勢の人々で賑わい、祭壇には羊・豚・点心などの供物がささげられました。日本人もその様子に目を見張っていたようです。 1910(明治43)年の関帝誕は関帝廟改修25周年にあたることから、たいへん盛大に行われました。壮麗な神輿や龍舞の行列が山下町界隈を練り歩き、その様子を伝える記念絵葉書が販売されたほどです。 『横浜市史稿(風俗編)』(1928年刊)は、関帝誕について「この日一日は町をあげて祝意を表し、歓喜の極みに酔い尽くすのである」と表現しています。関帝誕は横浜中華街最大のお祭りとなっていたのです。 震災、戦災、また1986年の火事と横浜関帝廟は三度焼失しましたが、人々の関帝によせる厚い信仰心によって三度の復活を果たし、現在は四代目の関帝廟が街を守っています。いつの時代も関帝廟は中華街に生きる人々の心のよりどころです。今年も関帝誕の季節がやってきます。 横浜開港資料館 http://www.kaikou.city.yokohama.jp/ |
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(横浜開港資料館蔵) |
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![]() 広瀬始親氏撮影寄贈 横浜開港資料館蔵 |
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佐野暢哉さんの話 「中華街には中華学校の同級生も多く住んでいることもあって、よくいっしょに遊んだものです。また、父が用事で中華街に出かけた際に、いっしょに連れられては関帝廟にお参りに行き、帰りによくジュースを買ってくれました。それが格別においしかったのを今でもよく覚えています。」 |
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| 2006年7月19日 |
| 小雨の中の関帝誕。05年から、ご神体を載せた神輿が中華街を巡行するようになった。06年に、関帝廟で関帝を守る関平将軍と周倉将軍の張り子人形(2.5メートル)がデビュー。獅子舞は国術団が演ずる。 |
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| ●拝神儀式と新生児祈願 11:00〜12:00(関帝廟) ●神輿の巡行 17:00〜19:00(中華街全域) 関平将軍・周倉将軍の張り子人形や、 伝統芸能・高足踊りの「群龍高 陣」が参加。雨天中止。 主催: 横濱中華街關帝廟 045-226-2636 http://www.yokohama-kanteibyo.com |
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