これはなぜ?

【宴の話】



2月に実施しました「春節感謝まつり」の特賞は「迷●(ミニ)満漢全席にペアで20組ご招待」。
これってどんな宴席なの?

 おかげさまで好評の「おいしさネットワーク・春節感謝まつり」も今年で4回目。「特賞 迷●(ミニ)満漢全席にご招待」は3回目になります。この満漢全席とはいったいどういう宴席かというと……。
 ごくごくたまに香港情報などで、「昔の皇帝が開いたような、3日3晩山海の珍味を味わう宴が開催された。」と聞くことがあります、この宴席が「満漢全席」。
 「満漢全席」の言葉が初めて書物に表れるのは清朝の乾隆年間(18世紀)に著された袁枚の『随園食単(ずいえんしょくたん)』であり、同じころの李斗の『揚州画舫録』には、「南巡中の清の皇帝乾隆帝に、満漢、山海の珍味でごちそうを作って献上した。これを満漢席という。」とあり、全メニューも載っています。中国の清(1644-1911)は、漢族である明の後に北京に都した満州族の王朝で、官僚には満州族も漢族もおりました。官僚の特別の宴席には、宮廷料理の影響を受けつつ満州族・漢族双方の特色ある料理が供され、当初から、中国料理3000年の技術の集大成、「格式ある最高級の宴席」とされてきました。
 満州族の料理と漢族の料理は、その後影響し合い、洗練され、また各地に伝わるうちに、その地方の高級素材や珍しい食材を取り入れて構成されるようになりました。いわく熊の手のひら、子ぶたの丸焼き、北京ダック、つばめの巣、干しあわび、ふかひれ、銀と同価値であった銀耳、などなど。
 伝統的な満漢全席は料理とデザートで150品、何日もかかる宴席です。そこで今回はメニューをギュッと凝縮、極上の材料を菜香グループ最高の技術で調理したミニ版にご招待いたします。





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