これはなぜ?

【人の話】



 日本に生活する外国人は、今約156万人。あなたはあなたの隣に住む人をどれほど知っていますか?
 近年、経済・社会・文化などあらゆる分野で日本と海外諸国との相互依存関係がますます深まっています。それにともない、外国に定住する日本人、また日本に暮らす外国人が増えています。
 横浜中華街のある神奈川県に、どのくらいの外国の人が住んでいると思いますか?「国際化」の窓口、神奈川県に生活する外国人はこの10年間で約二倍になり、11万6000人を超え、県民の73人に1人が外国人、という状況になりました。国籍の数でいうと155か国になります(1999年12月末)。歴史的背景から韓国または朝鮮籍の人がいちばん多く約3万3000人、次に中国籍2万5000人弱、以下ブラジル、フィリピン、ペルー、米国、タイ、ヴェトナム、英国と続きます。
 神奈川県にある37の市町村で、外国人の住んでいないところはありません。あなたのお隣も、あなたと同じように日々を暮らす外国の人ではありませんか?
 神奈川県には、外国人の児童生徒の通う11の外国人学校があります。朝鮮学校をはじめ、中華学校、インターナショナルスクール、ドイツ学園…。しかし地域の公立学校に通う生徒のほうがずっと多いのです。あなたのお子さんの通う公立学校にもきっと「小さな外交官」がいることでしょう。
生活習慣の違いや相互理解の不足から発生するトラブルを防止し、外国人と日本人が互いに尊重しあい、共生する社会を実現することが求められています。日本語が母語でない人も安心して住める、さまざまな文化や価値観を持つ人たちが仲良く暮らせる街って、だれにとっても「優しい街」なのではないでしょうか?





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横浜中華街
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