食材小話 紹興酒【女児酒】
女児紅異説あれこれ


 前回のVol.4でお伝えした女児紅の怒り埋蔵説、いかにもというような文節であったが、あの女児紅、実はほかに2つの異説があった。

 前回の説は、てっきり男の子が生まれてくると思い込んでいた父親が、喜び勇んでお祝いの酒を用意した。女の子が生まれて頭にきた父親はその酒を土中に埋めてしまった。その子の結婚式にその埋めた酒を思い出し、掘り出したところ、なんとも香り豊かな芳醇(ほうじゅん)な酒になっていたという話。

 異説1、ある夫婦に一人娘が誕生した。父親は娘がかわいくてしかたがない。ゆくゆく嫁いでいく愛娘に宴席で恥をかかせたくないと、酒を造り土中に埋めた。そして愛娘の成長と共に熟された最高の酒で結婚式の時に客人をもてなしたという。

 異説2、ある夫婦に女の子が誕生した。父親は愛娘を見るなり、こんなにかわいくない娘には将来嫁ぎ先がないかもしれぬ、と覚悟した。そしてせめて酒に目のない男性にうまい酒を付けることで嫁にもらってもらおうと、酒を造り土中に埋めた。時移り、周りの美しい娘は求婚されて嫁いでいくのに、察していたとおり、自分の愛娘は求婚されない。これじゃいかんと秘蔵していたあの酒を付け愛娘を嫁に行かせた。

 どれが本当のルーツ?異説は、土中で酒は芳醇になると知られた後のこと?もしかしたらあなたのお母さんも酒付き?!宴席で「女児紅」片手に話のネタにどうぞ。



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