中国人の元気の元。中国茶。
多種多様な茶葉がずらりと勢揃いする中国茶専門店「悟空」。横浜中華街で店を始めて17年目、日本に本格的な中国茶を紹介した先がけである。そんな「悟空」が、東京立川駅ビル「GRANDUO」にOPEN!選りすぐった茶葉をゆったり心おきなく味わっていただくために、中国茶喫茶を皆さまにお届けします。




こんなセットでお茶を楽しんで
一椀喉吻潤
三椀捜枯腸
四椀発軽汗
五椀肌骨清
七椀喫不得也
逢來山在何処
山上群仙司下土
安得知百万億蒼生命
便為諌議問蒼生 

両椀破孤悶
唯有文字五千巻
平生不平事尽向毛孔散
六椀通仙霊
吻覚両腋習習清風生
玉川子乗此清風欲帰去
地位清高隔風雨
堕在巓崖受辛苦
到頭還得蘇息否


福健省の茶畑

茶葉の選別をしています。

皆さん真剣です。おいしい中国茶をいつもありがとう。
香港お茶事情
奥のTEAカウンターでお茶を入れてくれます 地元の人が多く集まるお茶屋さん モダンアジアな内装にひとめぼれ

「洗茶」ってなに?
急須で中国茶を入れるとき、一煎目を捨てることを「洗茶」といいます。文字どおり「茶葉を洗うため」であり、また「固まった茶葉を開かせるため」でもあります。製茶には数十の工程があり、人手、道具や器械を通るので、吸香性の強い茶葉に、多くの雑味と雑香がつきます。それらを洗い流し、お茶の「真味」を出すのが「洗茶」の目的です。ただ、緑茶、紅茶、花茶やウーロン茶は省いてもかまいません。なお洗茶は「手早く」をモットーに!

中国茶は工夫茶器で入れないとおいしくない?
工夫(コンフー/手間暇)をかけて楽しむ、あるいはそうやって楽しむお茶類を「工夫茶」といいます。「好山好水産好茶」といわれるように、茶葉には、それを育てた土地の香りや味、風土の一切が封じ込められています。お茶それぞれに、その風土の精髄を導き出す茶器と入れ方があります。小さな陶器の急須とさかずき大の湯のみ四、五個と茶池からなる工夫茶器は、ウーロン茶のおいしさを体現させてくれる先人たちの智恵の一つです。

烏龍茶(ウーロン茶)
 ウーロン茶は半発酵茶の総称。若芽に若い葉が一葉と成熟葉が二葉ついた状態(一芯三葉)で摘み、製茶。成熟度の違う茶葉をあわせて用いることで、多様性のある豊かな香りの世界をつくり出しています。使われる茶樹の種類は百種類以上、多くの品種がありながら、産地は福建省(武夷岩茶、安渓鉄観音など)、広東省(鳳凰単叢など)、台湾省(凍頂烏龍、文山包種など)などと限られています。
茉莉花茶(ジャスミン茶)
 北京で愛飲されるジャスミン茶。高級品になるほど茶葉の中にジャスミンの花は見かけません。花を入れて香りをつけた後、その花は取り出してしまうのです。花がないので、一見普通のお茶に見えますが、いざふたを開けるとジャスミンの香りが部屋いっぱいに広がります。これぞ究極の「ジャスミン茶」。
普●茶(プーアール茶)
 飲茶に欠かせないプーアル茶。香港、広東では最もポピュラーなお茶。消化促進力があり、このお茶を飲めば、おなかいっぱい料理を食べてももたれない、と香港人の間では常識にさえなっています。食、健康に関心の強い香港の人たちならでは。そんな香港では、プーアル茶の価格の設定はどんな茶よりも高く、ヴィンテージものがあるほど。
龍井茶(ロンジン茶)
 中国で最も多くの人に飲まれているのが緑茶。特に上海の人に圧倒的人気はこのロンジン茶。日本と違い、釜炒りの手法を取り、80度に熱した釜に押し付けて炒るので茶葉が平らになっています。清明節(4月)前に摘まれた新茶は明前龍井茶といって特に珍重され、獅峰明前龍井茶などが有名です。



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