究極の健康法とは?

From中国【by小熊猫】

 新年好!寒さが身にしみる今日このごろ。何かと忙しい日々をお過ごしの皆様、ドリンク剤など片手に日々猛進のこととお察し申し上げます。そこで、今回は元気になる話題をお一つ…お届けします。

 医食同源・薬食一如・不老長生と、生を享受することに積極的な人々の国で生まれた思考は、現在、漢方・気功・風水などをはじめとし世界中で注目を浴び続けています。

 そして、人々の間に浸透している養生観(病気に罹らず健康であるように努めること)は毎日の食生活の中に先祖代々の秘伝やおばあちゃんの知恵袋として活かされているのです。そんな漢方の総本山、中国には実にさまざまな元気のもとがあります。

 「紫河車」という生薬は人間の胎盤を乾燥させたもの(大半は動物の胎盤を代用としているらしいが)で、そのスープは回春の一品として効果抜群!究極は、なんと飲めば新陳代謝を促進し、肌をみずみずしくする老化防止の秘薬「母乳」である。

 四川省広漢市では、都市部に住む中年女性が美容のため農村に泊まり込み、お産のあった農家の若いお母さんから母乳を飲ませてもらうことが流行中だそうな。赤ちゃんからすると、大事なおまんまの横取りなのだが、お母さんとしてはそのお金で子供においしいものを買ってやれるし、人助けにもなると、まんざらでもないらしい。母乳を飲んで心身共に昔にかえる。

 自分自身の原点を確認するかのように…。生まれたばかりの赤ちゃんはまだ目が見えず、母乳の意味もわかるはずがないのですが、本能的にお母さんのおっぱいを探し求めるという。もしかして私達も無意識のうちに失った何かをさがし求めているのかもしれません。自分でも気づかない自分自身のパワーを思い起こすために…。

 皆様にとってよい一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。


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