ココナッツに刮目せよ!
ココナッツババロアの作り方図解(約10人前)
材 料…粉ゼラチン34g、水500cc、砂糖130g、コンデンスミルク小さじ1、牛乳180cc、生クリーム大さじ4、ココナッツミルク(缶詰)180cc、卵白50g
作り方
1.大きめの鍋に水を入れ、粉ゼラチンを振り入れて15分ほど置いてふやかす。
 
2.鍋を中火にかけ、よく混ぜながらゼラチンを溶かす。溶けたら砂糖を入れ、弱火にして焦がさないようによく混ぜる(湯せんにかけながら溶かせば焦げにくい)。
3.火からおろしすぐにコンデンスミルクを混ぜ、氷水で冷やすなどしてあら熱をとる。
4.室温ぐらいにさめたら牛乳、生クリーム、ココナッツミルクを入れよく混ぜる。
5.乾いたボウルに卵白を入れ、泡立て器で固く泡立てる。
6.4の鍋に5を入れて軽く混ぜ、好みの器に流し、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。30p四方くらいのバットに入れてかため、正方形に切り分ければ本場仕様でこれまた趣あり。ただし冷や奴と間違えられやすいかもよ(本文参照)。

 中国料理のレストランのデザートといえば「中国デザートのサザエさん」と言われた(?)杏仁豆腐のぶっちぎり独り勝ち超ロングセラー高視聴率MMTもびっくりの特大ホームラン状態(くどい)が長いこと続いたわけですが、味は世につれ世は味につれ、世紀末の中国デザート界にポヨンと現れたマンゴプリンが今では人気炸裂、その勢いは「スターウォーズ/エピソード1」の興行収入をも凌ぐと言われている(大うそ)。
 それはさておきここで問題にしたいのは「なぜココナッツものはブレイクしないのか」。中華街は広東料理の店が多く、広東地方といえば亜熱帯気候で他の東南アジア諸国同様料理やデザートにココナッツを使った物がよく見られる。中でも「椰汁●(イエチャッコウ/ココナッツババロア)」は、地元では日本での杏仁豆腐的定番デザート。しかし「四角いバットで固めて正方形に切り分ける」提供スタイルと白一色のみのルックスが災いしてか、ここ日本での評判はイマイチ。「コレ、コパトーン入ってる?」とか、冷や奴と勘違いされ醤油をかけられそうになったり(いずれも実話)とか、どこぞの国の大スターが拠点を日本に移したもののパッとせず、バラエティかなんかやってるみたいな様相を呈して幾年月。しかし昨今のエスニックブームでココナッツの認知度も急上昇中!そのうちココナッツミルクを買うために徹夜やらダフ屋やら面倒なことになるかもしれないから、ブーム前夜の(?)今のうちにゲットしておこう!もちろんデザートは「椰汁●」でヨロシク!

 
中華街でおひとつどうぞ
*ココナッツミルクパウダー
 60g………¥250
*ココナッツミルク缶詰
165ml………¥150
400ml………¥300(フィリッピン産)
400ml………¥250(タイ産)
中国料理材料センター
耀盛號本店
TEL045-662-4054
耀盛號2号店
TEL045-681-2242


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